2014年9月22日月曜日

さあ、マイ・クレドを始めよう。









もし、環の中心に<在り方>以外のものを置くとしたら、なにを置くでしょう?

お金、所有物、夫、妻、恋人、家族、親、仕事、友人、自分自身、飲食、遊興、宗教、部下 。。。。

<在り方>以外のものを置けば、それぞれに問題が生じます。俯瞰できなくなるじゃらです。
<在り方>を主体にしない場合、真の自立ができなくなるので、相互依存の関係は成立しなくなり、主体性を失います。

主体性を失えば羅針盤を持たない船と同じで、嵐が来ればたちまち混乱するでしょう。それでなくても、ほとんどの人々は子育てに必要な十分な知識と経験のない状態の親に育てられたために、間違った航海図を持ったままです。そのため人生は荒波を往くが如くになってしまうのです。



北斗七星を示せるリーダーシップが機能しているチームには、相互依存力を利用して所属する人々をこの危機から救う力があります。目標を設定して、達成のために自律することを教え、相乗効果を発揮して、チームも個人も自立に導きます。

先に田中将大投手のことを書きました。彼は苫小牧高等学校野球部で一流の投手になることを学んだのではなく、リーダーシップを学んだのです。投球術も自律することも、その付属品に過ぎません。






楽天が初優勝をして監督が胴上げで宙に舞った後に、散らばった帽子を自ら率先して黙々と集めていたのは、リーダーシップ<在り方>から生まれた信念、つまり価値観によるアサーティブな行為です。

説明すると大袈裟になりますが、帽子は仲間の象徴なのです。彼はそんなふうに意識しているわけではありませんが、それこそが育って来た環境、教え、風土から学び取った<在り方>つまり彼そのものなのです。だから簡単に真似できないのです。真似は自分の在り方でないものを意識的に行うことだからです。

もう一度言います。在り方の代わりに他のものを置けば、こうはならないのです。

企業はみんな競争しています。競争しなくていい企業はほとんどないでしょう。必然で個人も競争社会で生きる事になります。いくら学校が競争は良くないと言っても、現実社会は競争の日々なのです。問題があるとすれば、競争に向かう態度、行動なのです。

<在り方>を教えずに、競争は良くないというのは子どもを混乱させるだけです。混乱に気づけば修正の道を探せますが、気づかないと修正の可能性さえ閉じてしまったまま能力の限界になります。

苫小牧高等学校野球部員に「質問はありませんか?」と問いかけると全員が挙手するのは、<なにをするか>よりも<在り方>の大事さを身体で覚えさせようとしているからです。

人間の行動にはみんな理由があります。同じ事をしても、うまくいくのも、いかないのにも、理由があります。同じ事に対して、あの人とこの人の行動に違いがあるのも理由があります。

結果は行動の違いでしかありませんから、結果を変えるには行動を変えるしかありません。結果の違いには行動の違いが’あります。結果の事例を集めて、行動の違いを集めれば、原理原則が見えてきます。

原理原則が分かっていたら予測ができます。予測こそがリーダーの重要な仕事です。リーダーはマネジャーとは違います。リーダーシップがなくてもマネジャーはできますが、リーダーシップのないリーダーはできません。

ここまで言ってもリーダーシップがなにか分からない人はたくさんいると思いますが、がんばってくださいとしか言いようがありません。

家庭で考えるなら、リーダーが夫で妻がマネジャーが一般的です。しかし夫にリーダーシップがないのなら、妻がリーダーになってもかまいません。チームは役割分担で機能させるチームワークによるものだからです。

夫婦両方になければ、両方がリーダーシップを学んで自分のものにしてください。リーダーシップとは仕切るスキルではありません。<在り方>なので、ふたりが同じ在り方を共有して、どちらかがマネジメントすればいいのです。

たとえば「新撰組」がそうです。実際は分かりませんが、小説、ドラマで見る「新撰組」は、近藤勇と土方歳三がリーダーシップを共有し、マネジメントは土方歳三が行った印象があります。このバランスに近藤勇の力量を感じます。言葉尻を捕まえてバランスが大事だと思わないでください。バランスをとることが重要なのではありません。<在り方>を貫くことが重要なのです。

中小企業での混乱は、リーダーシップのないリーダーがマネジメントすることで起る場合が多く見受けられます。つまり<在り方>そっちのけで利益重視に走ってしまうのです。お家の事情は分かりますが、その原因はお家の事情にあるのではなく、<在り方>のないこと、それに気づかないことからお家の事情が生まれてしまうのです。PDCAが難しくなる理由もそこにあります。

マネジメントは、家族の目的、目標を達成するために行います。
そこでステークホルダーとの関係が重要になり、ステークホルダーとの目標を達成することで、家族それぞれの目標が達成できるように、目標を策定します。その目標を達成するための行動基準がクレドになります。クレドにする理由は行動を習慣化するためです。


では、ステークホルダーを洗い出してみましょう。あなたの【マイ・クレド】の始まりです。






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