2011年3月31日木曜日

【トリッキーな交流】仲間割れ

ず~っと、ガンバってきた君に伝えたかったこと。: 【トリッキーな交流】仲間割れ
トリッキーな交流のひとつ、「仲間割れ」もドラマティックな三角関係のひとつです。
一般的に、人は内面で起こっている葛藤を解決するために、心の中で悩やんだり、身体の症状に出したりするものです。
ところが心に深い傷を持っていたり、強い不安があると、内界から外の世界に投影して安定を図ろうとします。内面の葛藤を外の世界に置き換えるのです。

たとえばAという人は本人に対して同情的になりますが、Bという人は反対の立場になり、両者は対立するようになります。
この対立こそ本人の内面で起こっているアンビバレンスな状態なのです。
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2011年3月30日水曜日

機能する家族

世界で一番大切な君に話すこと。

自分が何を苦痛としているのか、どう考えているのかを探究することで、子供を励ます能力を磨く。

親はパートナー以上に、こどもを通じて学ぶことができるのだ。子供に注意をするとき、叱るとき、あるいは子供が言うことを聞かないとき、親は気分を害すが、

パートナーに比べると防衛することは少ない。その分、自分が何を恐れ、不安になり、苛立っているのかが、晴れた日の空を見るように見やすい。

もし、こどもを通じて学ぶ意志がなく、苛立って叱責するなら、こどもへの態度は白か黒かのように、甘やかすか、あるいは厳格、感情的になるかに分かれるだろう。

学ぼうとしない親の態度や表情は、親自身にも、こどもたちにも、プラスになるものはなにもないのだ。続きを読む

【トリッキーな交流】法廷(裁定)

ず~っと、ガンバってきた君に伝えたかったこと。

三角関係のひとつ「法廷(裁定)」は、三人が被害者、加害者、支援者の役割を、裁判のように原告、被告、裁判官に置き換えて争うトリッキーでドラマティックな交流です。
原告に非があるのを第三者である裁判官を巻き込んで相手(被告)をやりこめるものです。

裁判官となる人は、なんらかの結論を出すことになりますが、場合によっては何も解決できないまま、かえって事態を混乱させることになります。本当のところ何も分っていないまま、原告の言い分を思い込んでことを進めようとするからですが、そこで被告の言い分と食い違いが生じて、なにを信じていいのか分らなくなるからです。つまり裁判管になる人は客観的に判断できる経験と知識、そして冷静さが必要なのです。

ところが自己顕示欲の強い人が自分の権力を示したい欲求にかられて裁判官になりたがる傾向が強く、結果的にかえってひどくする場合が多いのです。続きを読む

2011年3月27日日曜日

仕方がない!?

仕方がない!?|ゲンキポリタン|愛と勇気の生活ブログ

外国人の友人がよく言うことに

「日本人はすぐに仕方がないという」

そうなのだ、すぐにあきらめる。

しかも理由を自分以外の周囲に求める。


人生は自分で変わるという意識が少ない。
とは言うものの、それはそれで悪いことばかりではない。

「仕方がない」と言うことが協調性の面で優れていることもある。
強調するだけの価値があるならね。続きを読む

ず~っと、ガンバってきた君に伝えたかったこと。: 【トリッキーな交流】三角関係

ず~っと、ガンバってきた君に伝えたかったこと。: 【トリッキーな交流】三角関係
人間関係がこじれるときに生じるトリッキーでドラマティックな三角関係についてお話しましょう。

三角関係は、本人が意図していないのに、無意識の行動によって関係を三角形に誘導していき混乱を招くという習慣化した行動パターンという点で、興味深いものです。

似たような現象は生態系に多く見受けることができます。生態系の不思議は生存するために、調整する機能を持っていることです。いまは高山に咲く花も、かっては低地に咲いていた花があります。人間の身体も環境の合わせてバランスを整えようとします。温度が上がる夏に汗をかくのもそのひとつです。続きを読む

2011年3月26日土曜日

家族としての選択。

世界で一番大切な君に話すこと。

・仲良くしたくない、家族はどうなってもいい

・仲良くしたいが、家族はどうでもいい

・仲良くしたくないが、家族は大切だ

・仲良くしたいし、家族も大切だ

自分と家族に愛情があるなら、4つの選択肢から選ぶ道は、ひとつしかないはずだ。

「仲良くしたいし、家族も大切だ」を選ぶのが最適な選択のはずだ。葛藤するとき、対立するときはあるが、まず自分を探究することだ。自分がなにをどう考えて、どのように行動しているのかを客観的な目で探究することだ。仲良くしたいし、家族も大切なら、苦痛をオープンに伝えることなしにはできない。しかし愛情に満ちた親密さを失ったパートナーとの関係では、その反対が起こる。無視される、拒絶される、真剣に聞いてもらえないと考える。しかし、その不安に対する反応と行動が愛情の満ちた親密さを失ってきた理由なのだ。

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アメージング

アメージング|ゲンキポリタン|愛と勇気の生活ブログ

人は誰だって認めて欲しい生き物です。そのために生きているといっても過言ではない。
どんなにきれいにお化粧して、いい服を着ても、誰も「きれいだね」って言ってくれないと悲しいでしょう。そういうものなのです。

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2011年3月24日木曜日

曖昧な国ニッポン - 世界で一番大切な君に話すこと。

曖昧な国ニッポン - 世界で一番大切な君に話すこと。

持ちつ持たれつという言葉には共依存の匂いがある。責任範囲を曖昧にするコミュニケーション、ノーと言わない、言えない風土は、妬む、憎む、怒る、愚痴る温床になる。

 曖昧さは、夫婦、親子、家族、学校、職場、政治とどんどん広がり国際政治の場面にまで拡大していて、諸外国からも奇異の視線が届く。

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受容されるとライフスキルは育つ - 世界で一番大切な君に話すこと。

受容されるとライフスキルは育つ - 世界で一番大切な君に話すこと。
ライフスキルの基礎は「自己肯定感」だ。


自己肯定感が脆弱だと、ライフスキル全体への影響力の強い自己認識スキルが、身につけるのが難しくなる。



自己認識スキルは、自分の感情や考えを認識できるスキルだが、安定して自覚するには、率直、誠実に受け入れる力が欠かせない。
ありのまま自分を否定することなく受け入れる勇気がないと難しくなる。



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2011年3月23日水曜日

【トリッキーな交流】ヒステリー糾弾

ず~っと、ガンバってきた君に伝えたかったこと。: 【トリッキーな交流】ヒステリー糾弾

トリッキーな交流のひとつ、「ヒステリー糾弾」は政治ではすっかりおなじみになったゲーム的なコミュニケーションです。失言による辞任などドラマティックな結末が用意されています。最近では、民主党大臣の相次ぐトラブルがそうです。毎日マスコミにとりあげられています。

また人気タレントのトラブルが発覚するや、これまでの好意的なスタンスをひっくり返しよってたかって引きずり落とすというのもそうです。酒井法子さんの事例などがその典型です。

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2011年3月22日火曜日

【トリッキーな交流】共倒れ

ず~っと、ガンバってきた君に伝えたかったこと。
【トリッキーな交流】共倒れ
 基本的な構えに「自己否定」または「他者否定」があると愛情の希求も、率直さを失いネガティブなものになります。

愛情はポジティブな性質のものなので、いかなる理由であっても、ネガティブな愛情関係は、決していい結果になることはありません。愛情行動で感情を言葉で表現できない人、使えない人の場合、ラケットを使って行動をせずに相手に行動させることが多くなるのでトラブルに発展する確率が高くなります。

ラケットは精神世界を破壊するギャングのようなもので、相手を支配するために使いますが、同時に自分を縛りつけてしまい、小さなことでも積み重なると人生を狂わせてしまいます。

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2011年3月21日月曜日

内側の力と外側の力、因果関係を読み解く力

THE WAY  仕事の生き方
人間には、内側の力と外側の力があります。

外側の力とは、肩書き、資格、専門スキルなど他者が評価した力です。時と場所の範囲限定的な力です。
内側の力は他者の目に触れにくい力ですが、世界中で使えて生涯役にたつ力です。
災害が起こったときに、損な役割を主体的に引き受ける力は、内側の力を使います。

ビジネスの世界にも、内側の力と外側の力があります。
外側の力とは、販促力。「なにをするか」がテーマになります。アイデアを駆使していろんなプロモーションが打てます。人間の外側の力と同じで評価しやすいものです。お客さまにも分ちやすい分、競争相手にも分ります。つまり真似しやすいので追随が簡単という弱点があり、競争優位のポジションをいつ明け渡すか分らない脆弱さがあります。

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PTSD,トラウマを克服するために(3)|ゲンキポリタン|愛と勇気の生活ブログ

PTSD,トラウマを克服するために(3)|ゲンキポリタン|愛と勇気の生活ブログ
PTSDからの回復の道のりは個人差があります。周囲の人の充分な理解が効果のあるサポートにつながります。「まだ、そんなこと気にしているの?もうさっさと忘れてしまいなさい」というような態度こそが危険なのです。

私は、そこに人間の品性を感じずにはいられません。人はひとりひとり違うのだ、自分の決めつけ、思い込みで、安直に話す即物的な人の品性を欠いた態度は決して好ましい結果になることはないでしょう。

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2011年3月20日日曜日

ず~っと、ガンバってきた君に伝えたかったこと。

ず~っと、ガンバってきた君に伝えたかったこと。【トリッキーな交流】思い込みトリッキーでドラマティックな交流である「思い込み」は、最初に「悪者」を決めておき、自分を被害者に仕立てあげ、原因を「悪者」にして幼稚な合理化で割り切ってしまおうとするトリッキーな交流です。

「あばたもえくぼ」というように、極度の理想化したイメージを相手に描いて追求すると、失望するが一般的です。一般に善と悪は混在しているものですが、認めると不安の原因になる部分を切り捨てて無意識ながら故意に安心を得ようとするのです。

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PTSD,トラウマを克服するために(2)|ゲンキポリタン|愛と勇気の生活ブログ

PTSD,トラウマを克服するために(2)|ゲンキポリタン|愛と勇気の生活ブログ今回の東北関東大震災」でも多く耳にする言葉「生きているだけでも幸せ」は本当にそう思っていられるのでしょうか?みなさんはどう思いますか?本当のところ、「生きているだけでも幸せ」は随分無理した言葉で、自分を叱咤激励している言葉なのです。悲しみ、怒りを抑圧して、これ以上酷くならない祈りも含まれています。
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PTSD、トラウマを克服するために|ゲンキポリタン|愛と勇気の生活ブログ

PTSD、トラウマを克服するために|ゲンキポリタン|愛と勇気の生活ブログPTSD,俗に言うトラウマはアメリカの精神医学界が発見した概念で、概念が確立されたことで過去には認識されなかった症状も、いまでは「症状」として取り扱われ、改善の研究も飛躍的に進歩し、脳と心を打ち砕く精神の疾患として真摯に受け止められるようになります。
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